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5/12 VKFプロレス
SLAMBOREE 試合結果

大阪此花区民ホール 観衆210名

第1試合シングルマッチ30分1本勝負
進祐哉(08:27 フロントフラッシュ)VKFマシーン1号●

オープニングマッチは進vsマシーン1号の
テクニシャン同士の対決。
エルボーの打ち合いから強引に組み付いてクロスフェースロックでねじ伏せるも、1号のダイビング・ヘッドバット、腕をハンマーに決めてのDDTを許したが、バックドロップからフロントフラッシュを決めてカウント3を奪った。

第2試合
復活ミラクルレンジャーvsパレットクラブ(30分1本勝負)
○コナ・トンガ&カーネル・アンダーソン&JAスタイル
(08:15 ヴェレノ)ミラクルレッド&ミラクルイエロー●&ミラクルピンク

先に入場してきたパレットクラブが、富山千帆リングアナを捕まえて迫る。助けの声を聞いたミラクルレンジャーズが飛び込んでくるが、なぜかレッドはピンクのコスチュームを身にまとっている。しかもレッドとイエローは素顔。

JAスタイルの杖を使った攻撃に翻弄されたレッド。タッチを受けたピンクがフライング・ボディーアタックなどで奮闘するも、コナ・トンガの急所蹴りを浴びて失速。唯一のチャンスも、合体技(ミラクルサボテンスプラッシュ)を失敗。JAのドロップキック、カーネルのフロントハイキックからコナのヴェレノをの波状攻撃を浴びたイエローがあっさりと撃沈。

敗れたレッドはマイクをつかむと、いいところなしでの敗戦に解散を宣言するかと思ったが、「ミーティングしましょ、話し合いましょう」とミラクルレンジャーズ継続を宣言した。

第3試合
インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○勝村周一郎(10:45 スライディングレッグラリアット)VKFマシン3号●<挑戦者>

第28代王者が2度目の防衛

マシーン3号の要望で実現しタイトル戦。

試合開始のゴングと同時にコーナーを飛び出し、パラレスダブルニーアタックで先制攻撃を仕掛けた3号。場外戦でペースをつかむと、王者の腰に照準を絞って攻め立てる。逆片エビをロープに逃れた勝村は、キックで反撃に転じると、キチンシンクから足4の字風のデスロックとネルソンの複合技でギブアップを迫る。これをロープに逃れた3号は、ブレーンバスターからテキサスクローバーホールド。それに耐え抜いた勝村は、一瞬のスキをついてスリーパーに捕らえる。力任せに絞め上げて3号の力が抜けたところでPK気味のスライディング・レッグラリアットを叩き込んでカウント3。

第4試合 45分1本勝負
○TORU&X=金本浩二(12:35垂直落下式ブレンバスター)冨宅飛駈●&ゴア

VKFマットでのゴア復帰戦。対戦相手は欠場に追い込まれたTORU。パートナーと“イニシャルK”として登場したのはTORUとVKF王座を争った金本浩二。

金本と冨宅飛駈の先発で試合開始のゴング。
スタンドでキックの打ち合い、グラウンドでは関節の取り合いを繰り広げる。金本がコブラツイストに捕らえるも、冨宅は必死でロープに逃げてブレイクに持ち込んだ。

TORUvsゴアの顔合わせになると、リストの取り合い。静かな展開が続いたが、再び金本vs冨宅になると、一転して激しい打撃の応酬に。そしてTORUを捕まえたゴアが後頭部への低空ドロップキックからセントーン、串刺し二ーアタック、シャイニング・ブーメランと攻め立てる。TORUもエルボーを返していき、次第に熱を帯びた闘いに。

2人まとめての顔面ウォッシュを決めた金本が、ゴアをトップロープに座らせて雪崩式フランケンシュタイナー。ゴアも一歩も引かず冨宅につなぐと、冨宅はローキック、PKと蹴り技で攻め立てる。しかし同時にハイキックを放って両者ダウン。ここで雪崩式ブレーンバスターを狙った金本だったが、冨宅がこらえてなかなか決められず。ここで金本に呼び込まれが、TORU金本をパワーボムで投げる力を利用し、冨宅に雪崩式ブレ―バスターを決めた。しかし金本もダメージが大きくTORUにタッチ。ゴアをドロップキックで吹っ飛ばすと、冨宅が仕掛けてきたフロントネックロックを垂直落下式ブレーンバスターに切り返す。すかさずカバーすると、カウント3が数えられた。

第5試合
mBs<モンキービジネススーパースターズ>vs VMC<ビバ・メヒコ・カブロネス>(60分1本勝負)
新井健一郎&ヒデ久保田&MIYAWAKI&○定アキラ(13分58秒、エビ固め)谷口弘晃&ツバサ&ビリーケン・キッド&CHANGO●
※スパインバスター

前回、定アキラの挑戦を退けて初防衛を果たした谷口弘晃。しかし新井健一郎は「その面構え、俺たちと、つなぎ着ないか?」とmBsに勧誘。それを拒否するとmBs総出での暴行を受ける。それを救出したのがVMC。ビリーから「君に足りないのは経験だ。俺たちか君をもっと伸ばしたい」と加入を受けると、谷口は「僕にプロレスを教えてください」と志願してVMCと合体。その全面戦争として組まれた8人タッグマッチ。

先制攻撃を仕掛けて乱戦に持ち込もうとしたmBsだが、ツバサ&ビリーケン・キッドの連係にほんろうされる。谷口とCHANGOも定にツープラトンのブレーンバスターを決めるなど、チームワークも上々の滑り出し。谷口も序盤こそパワー全開で攻め込んだが、痛めている左肩を攻められて失速。防戦一方に追い込まれたが、両腕でのラリアットでアラケン&MIYAWAKIをなぎ倒してビリーにタッチ。

ビリーはコーナートップからのボディーアタック、ドロップキックでアラケン&MIYAWAKIリング下に落とすと、コーナーに座ってから放つトペ・コンヒーロで一気にペースを引き戻す。息を吹き返した谷口は、ヒデ久保田に逆水平、串刺しラリアット、ブレーンバスターと反撃。ヒデのトラースキック3連発を浴びながらも、簡単にフォールは与えない。

CHANGOが定をドラゴンスリーパーに捕らえたところでカットに飛び込んできたVMC。ジャベの競演を披露するも、定にロープに逃げられて決定打とはならず。それでも一気に勝負を決めにかかる。CHANGOがコーナー最上段からのダイビング・セントーンを決めたが、MIYAWAKIがカットを阻止しようとした谷口をカバーしているCHANGOにぶち当てる。これに怒ったCHANGOと谷口がもみ合う展開に。それでも気を直して2人で定を攻め立てようとした。CHANGOが羽交い絞めにすると、谷口はロープに走ってショルダータックルを狙う。しかし、定が体を入れ替えたため同士打ちに。すかさず定がスパインバスターでCHANGOをマットに沈めた。

アラケン「あいつら、チームワーク、ガタガタだ。俺たちモンキービジネス・スーパースターズこそが、日曜日に子供に見せられる素晴らしプロレスだ。オイ、チャンピオン、谷口くんだったかな? まあ、まだ俺からしたら“くん”付けだ。あなた、チャンピオンなのに、この団体を引っ張る気持ち、まったく見えない。しかも君が足引っ張ってたじゃないか。いいのか、そんなことで、チャンピオンが? しょせん、君なんかな、ローカルチャンピオンだ。俺たち、なんだかんだいって、結構、全国まわってるからな。キャリア、キャパシティー、違いますよ。とりあえず、ベルト置いて帰ったら」と挑発。

これに対して谷口は、「俺がVKFのチャンピオンだ! まずは、ベルト獲ってからゴチャゴチャ言え!」と返すのがやっと。これを聞いて、「聞いたか、このシーンとした空気。これが現実だ」と捨てぜりふを吐いて引き揚げていった。

谷口をバックアップする形のツバサとビリー。CHANGOとの間に不穏な空気が流れていたが、何とか説得して握手させると、最後は4人で手を握り、無言のままで団結をアピールしてからリングを下りた。

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