大会名【還暦スペシャル BOM-BA-YE Life Begins At Sixty!】
日時【2024.4.27.(土)】
会場【大阪・アゼリア大正ホール】
観衆【427名(超満員札止め)】
①オープニングタッグマッチ1/20
進祐哉&○政岡純[12'01"クロスアーム式キャメルクラッチ]後藤哲也●&大谷譲二
〈寸評〉
F-SWAGと関西&関東の新鋭が組んだフレッシュな対決から開幕。
4者とも旬のレスラーだけにキビキビとした試合は清々しさが漂う。
後藤も気を吐いたが次第にチーム力で勝るF-SWAGがペースを握り徐々に後藤を追い詰めていく。
大谷の援護射撃も虚しく最後は政岡の強烈なソバット連打から拷問技で後輩の後藤と仕留めた。
②ミクスド6人タッグマッチ1/20
ビリーケン・キッド&杏ちゃむ&●セニョールエロティコ[11'12"インリン固め]菊タロー&佐野直&LINDA○
〈寸評〉
VKF名物のミクストマッチは楽しく可憐な戦いに。
対戦相手が次々とLINDAのムチをおねだりする大人な展開の中エロティコが大暴走。
LINDAのムチはご褒美とばかりに喜んで受けていたがダメージは大きく、卒倒したところをインリンばりのM字開脚でエロティコをピンフォール。
③シングルマッチ1/20
●しゃあ[05'39"腕極め式エビ固め]マドレーヌ○
〈寸評〉
両選手&レフリーがVKF代表に花束贈呈から始まった今大会唯一の女子プロレスマッチはクネクネと動き回るマドレーヌにしゃあが突っかかりスタート。
しゃあが勢いに任せて攻め込むがマドレーヌはのらりくらりとペースを握らせずしゃあが攻めつかれた所を複雑な関節技で勝利を掠め取った。
④6人タッグマッチ1/20
●政宗&HUB&エイサー8[11'16"クロスアーム式腕固め]CHANGO&KEITA in The House○&GENTARO
〈寸評〉
VKFの歴史を彩った豪華メンバーによる6人タッグはそれぞれの持ち味が見事に出た白熱の勝負に。
中でもGENTAROの強烈なバックドロップやCHANGOの妙技が冴えわたる。HUBも尻尾ムチ乱れ撃ちや3人まとめてセントーンなど反撃を見せる。
一進一退の攻防の中KEITAが政宗の腕を複雑に極めまくり最後は一気に締め上げてタップを奪った。
⑤タッグマッチ1/20
○ツバサ&晴斗希[15'17"レッグロッククラッチホールド]ミステル・カカオ&レランパゴ●
〈寸評〉
ARASHIの欠場によりレランパゴ参戦でより一層メヒコカラーが色濃く出たタッグマッチ。
アゼリアがアレナメヒコになったと錯覚させるような純度の高いルチャリブレ対決に館内も酔いしれる。
ツバサとレランパゴ、カカオと晴斗希の初対決という貴重な顔合わせもありながらこれぞルチャリブレといえる対決に。
次第に試合が早くなるとツバサ組の同時発射トぺスイシーダやレランパゴのトップロープからのケブラーダなど空中戦に。
パワーで勝るレランパゴがツバサを攻め込むが窮地に陥った
⑥DFLD認定混合タッグ選手権試合1/20
スペル・デルフィン&○花園桃花《王者組》[14'12"スライディングD→片エビ固め]《挑戦者組》金本浩二&鶴姫花●
※王者組が防衛に成功
〈寸評〉
金本組の奇襲からの場外乱闘で荒れたスタートとなった混合タッグ王座戦。
タイトルマッチセレモニー時のシャボン玉にキレた金本が花園に容赦ない猛攻を掛ける。
遠慮なく次々と蹴りまくる金本の迫力に桃花は防戦一方の大ピンチ。
なんとかデルフィンにスイッチ成功しデルフィンも奮闘するが必殺デルフィンクラッチに入った所を待ち構えたかのようにアンクルに絡みつく。
必勝パターンが破られペースが狂った王者組を尻目に顔面ウォッシュで桃花に追い撃ち。金本の指南で鶴も顔面ウォッシュを披露する余裕を見せる。
桃花にターゲットを絞り二人がかりで猛攻を仕掛けるが大阪一つおい女の心を折るまでには至らず息を吹き返した反撃に転じ王者組の必勝パターンから
最後は桃花が仕留めて散々やられた借りを返した。
⑦シングルマッチ1/20
●定アキラ[16'56"逆さ抑え込み]拳剛○
〈寸評〉
闘魂のゲノムを持った定と龍のゲノムを持った拳剛による一騎打ちはピリピリとした緊迫感溢れる試合となった。
体重差で有利な定が拳剛の腕をターゲットに執拗な腕殺しを見せる。
防戦一方だった拳剛も要所要所でえげつない打撃で反撃し真っ向勝負。両者による魂を削った激しい消耗戦は両者ダウンの状況が多発する死闘に。
自らを奮い立たせた拳剛は自らを鼓舞しながら咆哮しつつ立ちあがりダイビングフットスタンプで逆襲に転じる。
定もサモアンドライバーなどで反撃したが魂のエルボー合戦に打ち勝った拳剛が雄叫びをあげながら耐える定を力づくで抑え込み死闘を制した。
⑧VKF選手権試合5WAYラダーマッチ1/61
●入江茂弘《王者》[12'37"ベルト奪取]《挑戦者》谷口弘晃○
※あとの3人はTORU、小杉研太、藤田あかね
※王者入江が防衛に失敗。谷口が新王者になる
〈寸評〉
アゼリアの上空に吊るされたチャンピオンベルトを奪ったものが勝ちとなる特殊ルールによる最高峰王座戦。
最初はバトルロイヤルさながらの局地戦となる中、谷口の猛列なパワーがひときわ目立つ。
入江が体ごと谷口を場外に投げ飛ばしてからラダーを用いた試合展開となりそれぞれがラダーを有効活用して対戦相手を痛めつける。
中でも藤田のラダー攻撃でTORUが大流血に見舞われたり、小杉がラダーをかぶりプロペラ攻撃などで大暴れ。
終盤はラダーをリングに立ててベルトの取り合いに流れが移る中、小杉がもう少しでベルトに手が届くところにTORUの毒霧がヒット。
反対側からラダーによじ登った谷口が大流血しているTORUの顔面にアイアンクローで落としてからベルト奪取に成功、新王者となった。
《試合後》
試合後マイクを奪い取った藤田が前王者入江とハードコア論争を展開し前回の東京大会から続く因縁が再燃。
次回8月3日アゼリアでのVKF大会でのハードコアマッチでの一騎打ちをアピール。入江も応じたため両者によるハードコア戦開催が濃厚となった。
最後にマイクを握った新王者谷口が王者としてVKFマットをもっともっと面白くすると宣言。よろしくどうぞで大会を締めた。